2009年2月18日 (水)

端境期

Kyabetu09022_2   鎌倉野菜物語と名乗るわりに、ここのところ鎌倉の畑から離れてたら、ご質問が多くなった。いわく「近頃ひんぱんに名前を聞くけど、鎌倉野菜って何なの?」

Bloccori2_4  鎌倉(一部鎌倉に隣接する横浜)で育った野菜たちをいつの頃からか、こう呼んでる。京野菜のように京にんじんとか ミブナとか特別な伝統のある種類をさすわけではない。鎌倉野菜たちはほとんどが仲卸を通さず、直売される。鎌倉市農協連即売所や周辺の野菜スタンド、近所のスーパーで。消費者との距離が近くて豊富な種類が求められることが多く、平均的な農家で年2~30種の野菜を育てると言う。畑は2畝ホウレンソウ、2畝だいこん、2畝カブ…と少量多品目生産。この様子が「鎌倉の七色畑」と呼ばれ、多くの見学者を引きつけている。

鎌倉でていねいに育てられ、仲卸を通さず売られている鎌倉野菜たち。ずいぶん前からこの名前を使っていたけど、食の安全が見直されるようになって丹念な作りと種類の多さが最近評価されるようになった。生ゴミ処理施設の騒動も、ありがたいことに名前を連呼されるきっかけになった。(さらに有名になって、生ゴミ処理施設など二度と寄せ付けないでほしいな)Hatake0902nae

その野菜が育つ畑も今は端境期らしい。昨年末に植えられたホウレンソウやカブ、キャベツが立派に育ち収穫を待っている一方、手入れされた土が次の苗を待つ区画も。ハウスではその苗たちが大切に育てられている。こうしてちょっとずづタイミングを変えていろんな苗が植えられ、切れ目なく多品目収穫できるのだ。Masato0902

この時期の野菜ののびやかでおいしそうなこと。農家の人たちは寒さを通って甘味が乗った野菜をことのほか愛する。「食べてみてくださいよ」とちょっと照れながら声をかけてくれた落合さん。そのホウレンソウは緑が深く十分な厚みがあって、それでいて生でも柔らかい。Houreni 早春の鎌倉畑で、ステキな逸品が育っていた。

落合正人さんのほうれん草はフジスーパー大船店(0467-45-9311)の鎌倉野菜のコーナーで求められます。

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2007年12月 2日 (日)

葉物野菜

Ensambl_2  「鎌倉やさいって何?」とよく聞かれる。京野菜のように聖護院ダイコンや京ニンジンなどの特別な種類があるわけではなく、鎌倉で育てられた野菜。それらは仲卸を通さずほとんどが直売される。

 鎌倉市農協連即売所は下馬交差点近くにある歴史ある大きな直売所。鎌倉市と一部横浜市の農家約30軒が加入して、建物内の6~7店のブースで日替わりに自家製の野菜、果物、花などを販売する。飾りっ気なく置かれた取れたて野菜を求めて、地域の人やレストランのシェフなどが朝早くから買いに来る。一つのブースがいわば一軒の八百屋さん。だから少しづついろんな種類の野菜を置く必要がある。こうして鎌倉の畑は一区画の2~3畝が小松菜で隣の畝が高菜で次がレタスでと、少量多品目の野菜が育てられる。年2~30種を5~6毛作するから土作り、雑草取り、虫退治などに丹念に手間暇かける。直売だから可能なこと。こんな様子を誰が呼んだか「七色畑」。確かにほかの耕作地では考えられないほど多種類で色とりどりの野菜たちにいっぺんに出会えるのだ。Chokubai1_3   

 

農家の山森さんは年60種!もの野菜を作る。ほうれん草、大根などのオーソドックスなものから葉マスタード、からし菜、オータムポエムなんて耳慣れない名まで。直売所で「ミックス」として売られる多種類の葉物の一把は人気。「その時のおいしいものを組み合わせるんだよ」野菜の個性を知り尽くした達人の味の組み合わせは、ほろ苦くて甘みがあって薫り高い絶妙なサラダになる。作り手の顔が見え、少量多品目で丹念に作られた新鮮で安心な鎌倉やさい。

 近頃その畑の真ん中に生ごみ処理場を作る計画が出た。そんな食品にそぐわないもの建設しないで、鎌倉やさいの良さをこれからも守ってほしいな、と心から思う。

鎌倉市農協連即売所(鎌倉市小町1-13-10 お問い合わせ:JAさがみ0467-44-3851)

Ryori3_6 ミックス野菜のサラダ 手前:生ハムと卵のタルタル
左:チコリボートの上に大根の葉のピリ辛、塩もみ大根、ほうれん草のおひたし
奥(グラスに):エンダイブ、バジル、葉マスタード、からし菜、ルコラ
野菜とタルタルを一緒に食べると味が引き立つ。

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