2009年6月 1日 (月)

そらまめ

Soramame2

緑の中に可憐な薄紫の花が揺れている。そらまめの花だ。

Soramame1_3 他の豆類がツルをはわせて上へ上へと延びていき、実である豆のサヤはそこから下にぶら下がるのに対して、そらまめはサヤ自体が上に向かって生える。つまり空に向かって生える豆だから空豆と言われるのだと聞いた。あの大きな大きなサヤが上に向かって生えているのは、ちょっと気持ちがいい。

Soramamebee_2 可憐な花と空を目指して育っていくサヤ。あと一週間もすれば食べごろなのだという。素敵な植物を見 ていたら、ハチがやってきた。今年は減少して、各地で悲鳴が上がっているというミツバチだが、鎌倉では健在で働いているようだ。

初夏の畑ではぐくまれている生き物たちは今年も好調のようだ。

|
|

2009年5月25日 (月)

トンネル

Tunnel5_3   本当に気持ちの良い季節のお散歩で、畑のトンネル作りに遭遇しました。トンネルは発芽の際の保温や雑草、害虫から植物を守るためのもの。苗を植えた畝の上をビニールで張ってあるのはだれもが一度は目にしたことがある風景。

そっか、これをトンネルっていうんだ~という初歩の関心から始まり、見る見るうちに形を成していく様子に感動しちゃう。 Tunnel3_3

まずは、畝の上をプラスチック棒で半月形に張る。間隔は80㎝ぐらい。

Tunnel2 棒の上にビニールをかぶせます。今の主流は水玉のような穴のあいたもの。通気性が良くなります。

端っこは、畑に刺した棒に結びます。

Tunnel1 その上から、さらに半月形に棒を張ります。ビニールが風邪などで飛ばされたり、形が崩れるのを防ぎます。

で、何が植えてあるかって?

これは枝豆。夏場の家族用ですって。できるころに行って、ぜったい分けてもらおう。そんなに大切に育てた枝豆を家族だけで食べるなんて、ずるいぞ!

|
|

2009年5月10日 (日)

きゅうり!

今年もきゅうりが元気な季節が来た!

Kyuri2_4

これらは3月ごろに植えられた苗がハウスで育ったもの。まだ寒い日はハウスの中に暖房が入れられる。4月の終わりぐらいから順調に収穫が伸びてきて、今ぐらいが最初のピークなのだそうな。

Kyuri1

かわいいベビーきゅうりが次から次に。たのもしいな。

きゅうりも含めた鎌倉野菜は鎌倉市農協連即売所(0467-44-3851JAさがみ)や各地の野菜スタンド、イトーヨーカドー大船店(0467-47-5211)、フジスーパー大船店(0467-45-9311)などで販売しています。

|
|

2009年5月 5日 (火)

農家直売!

Yamamori2  4日に一度の夕方、農家の庭先ではこんな光景がみられる。収穫した野菜を直売所に出荷する前に家族の皆さんが洗い、選び、重さをそろえて縛る「選荷」作業だ。今日はとれたてのタケノコを大鍋で煮る「ゆで」の作業もあるようだ。そこに近所の方が訪ねて、今まさに準備されつつある野菜を買っていく。そう、近所の方たちにとって農家の庭先は究極の直売所なのだ。

Yamamori1_2 鎌倉のもっとも大きな直売所は鎌倉駅近くの下馬ノレンバイ。畑は大船の関谷地区にあ り、ご近所さんたちにとってレンバイは遠い。そこで農家さんは感謝をこめて、ご近所さんに直接売ってくれる。朝早く珍しい野菜を奪い合うように買わなくても、ここに来れば売り切れの心配なくお話ししながら野菜の買物ができるというワケ。

畑の周辺では庭先の直売のほか、野菜スタンドなどもある。生産者はちょっとした小屋や箱、台車の上に野菜を広げ、消費者は竹の筒やビンにお金を入れる。昔から続く直売のスタイル。ただ「筒にいれStand られたお金が、どうもあわない」とのぼやきもしばしば聞く。残念だけどお金を入れずに持って行ってしまう不心得者もいるってこと。だから「あまり知られたくないの。顔見知りのご近所の人に買っていってほしいから。」という農家さんも少なくない。

Yamamori3 無人の野菜スタンドは昔からの顔の見えるお付き合いを大切にした鎌倉らしいスタイル。ご近所の信頼関係の上に成り立っているので、どこにスタンドがあるかはナイショ。よそから来られる方は、お散歩に来た時にでも探してくださいな。もし運よくスタンドに出会って野菜をお求めになる際は、そんな関係を思い出して、決められたお金を筒にいれてくださいね。もちろんレンバイは年末年始等を除いて年中無休。ここなら遠慮なく野菜をお求めになれます。

|
|

2009年4月12日 (日)

やまざくら

畑では桜はどうかと言うと…

Nanohana

山桜が咲いている。

いつもは玉縄桜、ソメイヨシノときて、散る頃に山桜が咲くのに、どういうわけか今年はソメイヨシノと山桜がほぼ同時だった。急に暖かくなったのだろうな。

Haouse

畑をとり囲む山々のみずみずしいこと!鎌倉野菜はこんな美しい場所で作られているんです。

|
|

2009年4月 8日 (水)

さくら、サクラ、桜

Yatoike2  あまり知られていないのだが、我が家の近所、鎌倉市玉縄の谷戸池は桜の名所だ。ひっそりとした住宅地の中にある。

もともと山裾に雨水がたまってできた池で、農業用の潅水として使っていたもの。終戦の年に平和を祈って近所の人が池のふちに苗木を植えたのが始まり。今では住宅に取り囲まれる池のほとりに見事な花を咲かせて楽しませてくれている。Yatoike1_3   

そんなことをご近所の方が話してくれた。池を望む小高い場所にお住まいで、ご自宅を望池苑と名付けてらっしゃる。仲間とともに谷戸池を浄化するためEM団子を使い、桜のシーズンにはご自宅の電源から照明をつけて夜間ライトアップする。有志の皆さんとまさに「丹精している」のだ。

15年ほど前、私がこの谷戸池を初めて訪れた頃は葦が生え、夏場にはアオコが浮かぶ、どちらかと言えばワイルドでひなびた場所だった。カエルやコイ、フナ、カメが生息し、アヒルやカモも浮かび、斜面の湧水が出る場所には沢ガニがいた。それがご近所の皆さんのご 努力で、ワイルドさはそのままに水がきれいになった。カモやカワセミまで見られる住宅街のオアシスだ。

Yakei1_2   守り育てるというのはこういうことなんだ、と思う。桜も素敵だけど、こういう人が住んでいる場所に暮らせることが嬉しいな。

|
|

2009年3月19日 (木)

春がきた!

オランダか?と思うような地平線までの景色は、鎌倉の畑!

Tuchi_2  

端境期の畑に春が来た!

Img_5813_2

菜の花も今年も健在。

Nanohana_2

|
|

2009年2月18日 (水)

端境期

Kyabetu09022_2   鎌倉野菜物語と名乗るわりに、ここのところ鎌倉の畑から離れてたら、ご質問が多くなった。いわく「近頃ひんぱんに名前を聞くけど、鎌倉野菜って何なの?」

Bloccori2_4  鎌倉(一部鎌倉に隣接する横浜)で育った野菜たちをいつの頃からか、こう呼んでる。京野菜のように京にんじんとか ミブナとか特別な伝統のある種類をさすわけではない。鎌倉野菜たちはほとんどが仲卸を通さず、直売される。鎌倉市農協連即売所や周辺の野菜スタンド、近所のスーパーで。消費者との距離が近くて豊富な種類が求められることが多く、平均的な農家で年2~30種の野菜を育てると言う。畑は2畝ホウレンソウ、2畝だいこん、2畝カブ…と少量多品目生産。この様子が「鎌倉の七色畑」と呼ばれ、多くの見学者を引きつけている。

鎌倉でていねいに育てられ、仲卸を通さず売られている鎌倉野菜たち。ずいぶん前からこの名前を使っていたけど、食の安全が見直されるようになって丹念な作りと種類の多さが最近評価されるようになった。生ゴミ処理施設の騒動も、ありがたいことに名前を連呼されるきっかけになった。(さらに有名になって、生ゴミ処理施設など二度と寄せ付けないでほしいな)Hatake0902nae

その野菜が育つ畑も今は端境期らしい。昨年末に植えられたホウレンソウやカブ、キャベツが立派に育ち収穫を待っている一方、手入れされた土が次の苗を待つ区画も。ハウスではその苗たちが大切に育てられている。こうしてちょっとずづタイミングを変えていろんな苗が植えられ、切れ目なく多品目収穫できるのだ。Masato0902

この時期の野菜ののびやかでおいしそうなこと。農家の人たちは寒さを通って甘味が乗った野菜をことのほか愛する。「食べてみてくださいよ」とちょっと照れながら声をかけてくれた落合さん。そのホウレンソウは緑が深く十分な厚みがあって、それでいて生でも柔らかい。Houreni 早春の鎌倉畑で、ステキな逸品が育っていた。

落合正人さんのほうれん草はフジスーパー大船店(0467-45-9311)の鎌倉野菜のコーナーで求められます。

|
|

2009年1月19日 (月)

料理の取材を受けました!

Img_0652_2 「鎌倉野菜と味ぽんを使った料理の取材をさせてください」そんな要請を、ミツカン 味ぽんのサイト内の「全国うまいもん巡り」さんから受けた。

http://www.mizkan.co.jp/ajipon/tour/index.html

・・・ありがたいことだし、気持ちはわかるけど、それって、けっこう大変。他の土地ではカニや肉などの特産品があるからバリエーションは作りやすいけど、鎌倉のお題は野菜。野菜と味ぽんだけでたくさんの種類を作ってってこと。楽ちんそうで、かなり難しいよ!

で、頼りになるのは、鎌倉野菜物語の料理担当・三浦さん。実は暮れに設定された取材。要請からほんの数日後、「うまいもん巡り」の3人の取材スタッフを迎えた三浦さんは、味ぽんと野菜の色鮮やかなお料理を何品も披露したのでした。

Img_0647

  • 手前:鶏肉のおろしポングリル 鎌倉野菜添え
  • 2列目左+その奥:中華風湯豆腐の鎌倉野菜のせ(ポン酢あん)
  • ブロッコリーのシャンテリー
  • かぶの浅漬けサラダ風
  • 鎌倉野菜のフレッシュサラダ
  • サラダ菜巻きのおにぎり

今回は「全国うまいもん巡り」で作り方を上手に説明してくれてます。レシピはそちらを参考にしてくださいね(と端折ります)。しかし大手のサイトの取材って、あわただしそう。すでにこの日の午前にレンバイを取材してからこちらに回った御三方。担当者であるライターさんは片手で写真を撮りながら、もう片方の手でメモ取ってる。でもちゃんと一つ一つの料理の写真をつくってた。ワタシにはできない技だわ。残りのお二方は味ぽんの使い方などを訊ねてた。

Img_0660_2  サイトを拝見して驚くのは、全国各地でこれだけポン酢の使い方のバリエーションが展開されてること。本当に皆さんに愛されてる調味料なんだ。すでに料理の技は出尽くしてる・・・と心配したけど、野菜物語の誇るシェフ三浦さんはあっという間にアイディアを形にしちゃった。やっぱ天才だわ、この人。同様に、今回も冬だと言うのに野菜の種類の豊富さ、色鮮やかさに驚かされる。もちろんお味も期待を裏切らなかった。冬野菜のじわっとした甘さと味ぽんがよく合ってた。全部に味ぽんを使ったのに、全部違った味が楽しめて三浦さんと鎌倉野菜と味ぽんの面目躍如でした。

取材してくださった皆様、お疲れさまでした。一つ一つの野菜とお料理を大切にしていただいた記事は素敵でした!

|
|

2008年12月29日 (月)

everywhere

Img_1542 この一年、いろんな土地に行った。いろんな人にあった。一つ一つの出会いは、一瞬であれ長いものであれ、物語に満ちていた。

ファインダーから私が見つけた物語の断片をアルバムにしてみた。アルバムは再生した記憶。実際の瞬間とは異なる「わたしの色」いが付いているのかもしれない。それでもそこには生身の人間と出会った私がいる。物語を伝えられるのは、自分自身でしかないことにようやく気付いた。

鎌倉野菜を切り口に物語を伝えてきたブログからは少しはみ出すのだけど、それらをアルバムに加えることにした。この一年の記憶として感謝を込めて。

わたしに会ってくださってありがとう。またいつか・・・いや、いつでも・・・これからもよろしくお願いします!

http://cancan.cocolog-nifty.com/photos/2008_memory_of_stories/

来年はどんな場所に行って、どんな人に出会うのだろう。どんな一瞬を目撃するのだろう。どんな物語を再生し、伝えようとするのだろう。

Img_1386 どこにいても、誰と会っても、微笑んでいたい。そして帰る場所は、なつかしい人間のまち、野菜のふるさと・鎌倉なんだろうな。

|
|

«パリ