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2011年7月11日 (月)

海と漁師さん

震災から約6週間後、鎌倉でも計画停電が中止になり一つめどがついた頃、被災地・石巻に泥さらいに行きました。言葉が出ないほどの被災の光景とともに、まちを、生活を復興させようと動く、多くの人たちを見ました。そんな方たちと泥さらいや引っ越しの手伝いで汗を流せたことは、わたしに希望を与えてくれました。詳しくは≫こちら 

Img_9067 石巻に行ったことで、わたしの中で区切りがついたのでしょう。海におびえないですむようになりました。6月、友人と連れ立って鎌倉の漁師・平井さんをたずねたのです。

平井さんはタコメガネの名人と言われるほどの漁師さん。鎌倉ではワカメの養殖や釣り船で生計を立てる漁業者が多い中、平井さんは置き網や刺し網等で鎌倉エビやタコ、サザエ、アジ、ヒラメをとっています。こうしてとった魚介類は、由比ガ浜の平井さんの浜小屋でも売ってくれますが、たくさん獲れた場合は、小坪の卸し業者に持って行くのだそうです。

とりわけ鎌倉でよくとれるのはタコ。鎌倉のものは真ダコで、ウニやエビを餌とするので、ことのほか味が濃く、うまみがあるのだそうです。もちろん生でも売りますが、ぬめりを取るため塩して茹でた状態のモノが良く出るのだそうです。写真はゆでたばかりのタコ。かわいいでしょう。Img_8294

ある友人は「タコがたくさんとれる北海道でも、鎌倉のタコは喜ばれるのよ。」と教えてくれました。海の美食家のタコが鎌倉の海を散歩している姿は、想像するだけで楽しくなっちゃいます。このタコ漁、夏の間はお休みですが、秋からはまた再開されます。

同じ時に獲れた豆アジ。鎌倉沖のアジは「鎌倉アジ」と呼ばれ、市場でも高値で取引されます。脂が乗っていて味が良く、そのうえ見た目が金色で大きく美しいので喜ばれるのです。Img_9066

鎌倉海岸でシュノーケルをしていると、この金色の美しいアジが目の前を横切るのに出くわします。金色の帯のように鮮やか。一度捕まえてみたいと思うのですが、わたしじゃ全然相手にならず。やっぱり餅は餅屋、漁は漁師さんに限るってことかな。

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