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2008年3月14日 (金)

鎌倉ワカメ

Img_0492  冬場の鎌倉海岸では、多数の干し竿が横に並べられ何やら緑色の洗濯物!ワカメが干されている光景に出くわす。今回はこの海の野菜、鎌倉ワカメの話。(収穫の写真はNPO地球の楽校提供)

11月中旬、鎌倉の海の沖合100メートル付近の海面に、ワカメの苗をたくし込んだロープを浮きと重りで張った「海の畑」が出現する。養殖シーズンの始まりだ。ワカメの苗は水面のロープに根を張ると潮の流れにもまれながら、天然ものとは逆に海底へ向かって成長し、水中を漂う。水温が急速に下がる1月下旬から3月が成長期で収穫期。1メートル近くに程よく育ったワカメが一番おいしいのだ。水揚げされた茶褐色のワカメは浜ゆでされると鮮やかな緑に変わり、海岸に干される。寒風にさらされると半日から1日で乾く。鎌倉名産乾燥ワカメが出来上がりだ。Img_6403
 いよいよ収穫の季節到来に「今年の出来はどう?」と聞くと、日焼けして鋭い眼光を海に向けていた漁師のみっちゃんから「今年はいいよ!」の上機嫌の声が返る。潮と気候が漁業を左右する。昨年は暖冬で例年の半分の出来だったのだ。

浜でワカメ干しを担当するのは家族や近所の主婦。作業しながら「まだやわらかいけど、色鮮やかでイイ感じだよ」の声もはずむ。水温差と潮流が十分ある鎌倉の海はワカメ養殖に向いている。成長した海藻は稚魚たちの安全な住み家になるので漁にも貢献するのだ。活気ある浜の懐かしいワカメ干しの情景の中にいると、多くの生き物が暮らす水中の豊かな「畑」が見える気がして、ちょっぴり海の住人気分を味わえるのだ。Img_6420

鎌倉ワカメは各漁師さんからも買えますが、鎌倉漁協(0467‐22‐3403)、腰越漁協(0467-32-4743)でも販売しています。

Hama

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